日本歴史地名大系 「大間々町」の解説 大間々町おおまままち 群馬県:山田郡大間々町面積:四七・九三平方キロ県の東部に位置し、東は桐生市、北は勢多(せた)郡東(あずま)村・黒保根(くろほね)村、西は同郡新里(にいさと)村、南は新田(につた)郡笠懸(かさかけ)村に接する。栃木県に発して南西流してきた渡良瀬川が町域の北部で緩く湾曲して南東流となり、町域の東北部を南西流する小平(おだいら)川が合流する。足尾(あしお)山地に属する標高三〇〇―一〇〇〇メートルの山が分布し、中心の大字大間々は山地がとぎれ、渡良瀬川が形成した広大な大間々扇状地の扇頂部に位置する。近世には銅山(あかがね)街道の宿場町で、生糸や煙草の市や問屋、近郷農民を対象とした雑市が置かれ賑った。渓口部の高津戸(たかつど)には中世の山城が築かれた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by