大韓航空会社(読み)だいかんこうくう

改訂新版 世界大百科事典 「大韓航空会社」の意味・わかりやすい解説

大韓航空[会社] (だいかんこうくう)

ソウルに本拠地を置く大韓民国の民間航空会社。英語名はKorean Air Lines(KAL)。航空会社コードはKE。路線網は国内のほかソウルから日本(東京,大阪,福岡,新潟)や香港台北マニラバンコクなどの東南アジア,ヨーロッパ,さらにはホノルルロサンゼルスニューヨークに及んでいる。韓国はもちろん,日本の利用者も多い。日本へは1964年にソウル~大阪,釜山~福岡線を開設して乗入れを始めた。1945年大韓航空の前身Korean National Airlinesが初の航空会社として設立され,48年国内定期便の運航が始まった。50年朝鮮戦争の勃発とともに国防省に接収されたが,戦後の54年に台湾経由香港線の運航を開始し,国際線を拡大していった。62年政府が60%を出資して新たに大韓航空が設立され,新会社はこれらの路線を引き継ぐとともに,国内線の充実にも努めた。69年政府保有株式が民間会社に譲渡され,大韓航空は純民間企業となった。売上高7兆2109億ウォン(2004年12月期)。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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