大須伎神社(読み)おおすぎじんじや

日本歴史地名大系 「大須伎神社」の解説

大須伎神社
おおすぎじんじや

[現在地名]今治市高橋

伊予熊いよくまの丘の上に鎮座。「延喜式」神名帳に記載される式内社の一つで、祭神は少那毘古那命・伊邪那美命・市杵島姫命などの一二神。「予陽郡郷俚諺集」に「以鏡為神体、面に大須岐大明神の六字を彫」とある。社名は天然の大杉によったものであろう。

蒼社そうじや川が今治平野に出る谷口にあったため、度々洪水にあって社殿流失を繰り返し、戦乱のため神田も荒廃したと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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