大館尚氏 おおだち-ひさうじ
?-? 室町-戦国時代の武将。
将軍足利義尚(よしひさ)につかえ,文明9年(1477)申次(もうしつぎ)。義尚の近江(おうみ)出陣の際に評定衆となる。のち足利義稙(よしたね)・義晴の申次,内談衆をつとめた。武家故実に通じ,和歌,連歌,書にもすぐれていた。「大館常興日記」により,天文(てんぶん)11年までの生存が確認できる。号は宝秀軒。法名は常興。
【格言など】すみぞめの袖ときくにぞ我もまた心の色はかはらざりける(「義尚公薨逝記」)
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の大館尚氏の言及
【大館常興日記】より
…1538‐42年(天文7‐11)の大館(おおだて∥おおだち)尚氏(法名常興)の日記。途中欠損して伝わらない部分が多い。…
※「大館尚氏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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