大鹿毛(読み)おおかげ

精選版 日本国語大辞典 「大鹿毛」の意味・読み・例文・類語

おお‐かげ おほ‥【大鹿毛】

[1] 〘名〙 体格のよい鹿毛の馬。
[2]
[一] 源頼朝が使用した馬の名。
源平盛衰記(14C前)一八「汝等角(かく)てあらば、頼朝なしと人知るべからずとて、大鹿毛(おほカケ)と云ふ馬に乗り、〈略〉夜半にぞ遁出でける」
[二] 上泉憲元の乗馬の名。
※会津陣物語(1680)三「三番手の大将上泉主水正憲元〈略〉浅黄葳莚をさし大鹿毛と云ふ名馬にて利根川先陣を渡し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android