天に唾す(読み)てんにつばす

精選版 日本国語大辞典 「天に唾す」の意味・読み・例文・類語

てん【天】 に=唾(つば)す[=唾(つばき)(は)く]

  1. てん(天)を仰いで唾(つばき)する
    1. [初出の実例]「天に唾(ツバキ)はくよりもおろかに浅ましきことなり」(出典翁問答(1650)下)

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ことわざを知る辞典 「天に唾す」の解説

天に唾す

天に向かってつばを吐けば、そのつばは自分の顔に落ちてくる。他人を陥れようとすれば、かえって自分自身がひどい目にあうことのたとえ。

[使用例] 平和革命論者は、天につばして踊ったのである[吉本隆明*前世代の詩人たち|1955]

[類句] 天に向かって唾を吐く

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