天の香具山(読み)あまのかぐやま

精選版 日本国語大辞典 「天の香具山」の意味・読み・例文・類語

あま‐の‐かぐやま【天香具山・天香山】

  1. [ 一 ] 高天原(たかまのはら)にあったという山。
  2. [ 二 ] ( 古くは「あめのかぐやま」 ) 奈良県橿原(かしはら)市東部にある小丘畝傍(うねび)山、耳成(みみなし)山とともに大和三山と呼ばれる。高山。賀久山。歌枕
    1. [初出の実例]「とをちには夕立すらし久かたのあまのかく山雲かくれゆく」(出典:散木奇歌集(1128頃)夏)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android