天保国絵図伊豆国(読み)てんぽうくにえずいずのくに

日本歴史地名大系 「天保国絵図伊豆国」の解説

天保国絵図伊豆国
てんぽうくにえずいずのくに

四一四×四五七センチ

成立 天保九年

写本 国立公文書館内閣文庫

解説 天保六年勘定奉行・目付・勘定吟味役連名で国絵図作製の命令が出された。正保・元禄度には諸国から国絵図が調進されたが、天保国絵図の場合は短冊形に裁断された元禄国絵図の写が国絵図掛諸藩に渡され、各藩では元禄以降の変更個所を懸紙をかぶせて修正した。幕府はこの修正図を基に国絵図を二部作製した。国絵図の一端に各郡ごとの石高・村数が記され、石高は天保郷帳に一致するが、村数は郷帳が二八四村であるのに対し国絵図には三二五村と記される。

複製静岡県史」通史編四付録

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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