天台高僧像(読み)てんだいこうそうぞう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天台高僧像」の意味・わかりやすい解説

天台高僧像
てんだいこうそうぞう

天台宗に関係のある龍樹善無畏,智 顗などのインド,中国僧に,日本の最澄円仁および聖徳太子を加えた 10幅の肖像画。 11世紀後半の作。絹本着色。国宝。兵庫県加西市,一乗寺蔵。おそらく将来の図像などに基づき,高僧修行の姿を理想的に描いたと思われる。著しい補修改変の跡が認められるものも少くないが,坐像,立像,正面向き,側面向きなど変化に富み,豊麗な彩色文様と相まって,平安時代後期の高僧像のすぐれた例である。

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