天孫(読み)テンソン

デジタル大辞泉 「天孫」の意味・読み・例文・類語

てん‐そん【天孫】

あまつ神の子孫。特に、天照大神あまてらすおおみかみの孫、瓊瓊杵尊ににぎのみこと

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精選版 日本国語大辞典 「天孫」の意味・読み・例文・類語

てん‐そん【天孫】

  1. 〘 名詞 〙 天神(あまつかみ)の子孫。天帝の子孫。特に、日本では天照大神の孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)。あめみま。
    1. [初出の実例]「書尾虚陳天孫僭号」(出典:続日本紀‐宝亀三年(772)二月己卯)
    2. 「但我君は是天孫(テンソン)御末を受ましまして」(出典:金刀比羅本保元(1220頃か)上)

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世界大百科事典(旧版)内の天孫の言及

【瓊瓊杵尊】より

…《古事記》によると,大国主の国譲りを受けた天照大神(あまてらすおおかみ)は天忍穂耳(あめのおしほみみ)命を高天原(たかまがはら)から降臨させようとするが,オシホミミがその用意をしているうちに子が生まれる。いわゆる〈天孫〉の誕生で,これがニニギノミコトである。そこでアマテラスはこのニニギを天降(あまくだ)らせることになる(天孫降臨神話)。…

※「天孫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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