御末(読み)オスエ

世界大百科事典 第2版の解説

おすえ【御末】

室町時代から江戸時代にかけて,下級の身分で内裏将軍家の雑役を務めた男女の称。内裏,室町将軍家では諸家,諸臣らの対面にあてられた室を御末間(おすえのま)といい,そこには御末と呼ばれる身分の低い侍女が奉仕した。江戸時代には,将軍家,諸大名に仕える奥女中のなかで水仕(みずし),雑役を務めた下級の者を御末といい,彼女らがたむろする室も同様に称した。また,室町時代には,将軍家の食事を調えたり,宿直をしたりする雑役を務めた下級武家を御末衆(おすえのしゆ),御末男衆,御末男などと称し,略して御末とも呼んでいた。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

おすえ【御末】

宮中・将軍家・諸侯などの奥向きで、雑役に従事する女の詰めている部屋。また、その女。おはした。
「御末衆」の略。
〔女房詞〕 扇。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

今日のキーワード

チェブラーシカ

エドゥアールト・ウスペンスキーによるロシアの児童書「わにのゲーナ」(1967年発表)、また同作品を原作とする、人形アニメーション映画「チェブラーシカ」(1969~83年、ロマン・カチャーノフ監督)から...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android