天屋村(読み)てんやむら

日本歴史地名大系 「天屋村」の解説

天屋村
てんやむら

[現在地名]会津坂下町束松たばねまつ

西は束松峠に連なる山地に接する山間にあり、北は杉山すぎやま村、東は片門かたかど村。南は越後街道を挟んで本名ほんな村と一街村のようで、ともに間の宿で、越後街道束松峠の登り口にあたる。もとは北方五町にあったがいつの頃か現在地に移ったという。かつては満田村と称したが、永正年中(一五〇四―二一)天屋村と改めたと伝える(新編会津風土記)。文禄三年(一五九四)の蒲生領高目録に天屋とあり、高一三五石余。貞享二年(一六八五)の「野沢組風俗改帳」によれば、薪を伐って坂下村へ売り、また鎮守諏訪大明神のいましめで胡麻・牛蒡を作らないという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む