日本歴史地名大系 「天正寺町」の解説 天正寺町てんしようじまち 山形県:酒田市亀ヶ崎城下天正寺町[現在地名]酒田市一番町(いちばんちよう)・相生町(あいおいちよう)一丁目浜(はま)町と荒瀬(あらせ)町の北に位置し、東西に延びる両側町で、東は新井田(にいだ)川。天正寺の門前町で米屋町組に属する。明暦二年(一六五六)の酒田町絵図(大泉叢誌)では浜町分として浜町竪町三三町が載る。御用留帳(野附文書)によると、浜町分として米屋(こめや)町浜町とも称したが、寛政元年(一七八九)には町名がみえる。荒瀬郷、観音寺(かんのんじ)(現飽海郡八幡町)方面の出入口であったため商人が多く、「東講商人鑑」に天正寺太物古手所、浜町天正寺前太物古手所が載る。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by