天津院(読み)てんしんいん

日本歴史地名大系 「天津院」の解説

天津院
てんしんいん

[現在地名]弘前市西茂森町一丁目

西茂森にししげもり禅林街三十三ヵ寺の一つ。宗徳そうとく寺を主座とする下寺のなかにある。常源じようげん寺の右手前に位置。白鷹山と号し、曹洞宗本尊釈迦如来。もと常源寺末寺。

長勝寺並寺院開山世代調(長勝寺蔵)によれば、天文一一年(一五四二)和徳わつとく村に創立され、開山は林山津梁、開基は弘前藩祖津軽為信の祖父大浦政信。正徳元年(一七一一)の寺社領分限帳(市立弘前図書館蔵)によれば、慶長年間(一五九六―一六一五)に弘前に移ったとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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