天火明命(読み)アマノホアカリノミコト

朝日日本歴史人物事典の解説

天火明命

『日本書紀』の一書(別伝)および『古事記』によれば,天忍穂耳尊の子で,天皇家の始祖として天降った瓊瓊杵尊の兄に当たる。格別な事績はみられない。名称は,使われている文字からすると火の明るいことを示しているようだが,「火」はホという音を表しているだけで,本来は稲穂の「穂」の意味で,稲穂がよく実って色づいた様子を表現した名と思われる。なお『播磨国風土記』の餝磨郡の記事に,親神をひどい目に遭わせる火明命という名の神がみえるが,同名異神と考えたほうがよい。<参考文献>西郷信綱『古事記注釈』2巻

(神田典城)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

大辞林 第三版の解説

あまのほあかりのみこと【天火明命】

記紀神話の神。天忍穂耳尊あまのおしほみみのみことの子。尾張連おわりのむらじの祖神。

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精選版 日本国語大辞典の解説

あまのほあかり‐の‐みこと【天火明命】

記紀などに見える神。天忍穂耳命(あまのおしほみみのみこと)の子神。尾張連の祖神。天照国照彦火明命(あまてるくにてるひこほあかりのみこと)。天照玉命(あまてるたまのみこと)

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