天照真良建雄神社(読み)あまてらすますらたけおじんじや

日本歴史地名大系 「天照真良建雄神社」の解説

天照真良建雄神社
あまてらすますらたけおじんじや

[現在地名]東城町内堀

内堀うつぼり稗田ひえだ中山なかやま鎮座。かつての内堀村の産土社で、杉戸すぎと神社・杉戸大明神と称した。祭神は手力雄神・国常立神・大国主神であるが、後者二神は明治四二年(一九〇九)所尾ところおの産土社ひじり神社(祭神国常立神)、内堀中屋の国主なかやのくにす神社(祭神大国主神)を合祀したためである。「芸藩通志」は祭神を爾比都尊・手力雄命とする。旧村社。

「国郡志下調書出帳」には「御鎮座年暦等相知不申候、棟札八枚有内古キ分宝永六己丑十月と御座候、往古は社領百石附居候処、福嶋殿御時代取上ケニ相成候由、此社領地境東は藪、南は丸山、西は小和田、北ハ大上限り、尤此内御供田茶田等之分り御座候由申伝候、草山は所尾村之内たかのす山ニて今ニ宮百姓と唱、此山ニて草取申候、宝物等一円無御座候」とみえ、「芸藩通志」は末社が四宇あると記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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