天王平・尾津平遺跡（読み）てんのうびら・おづびらいせき

日本歴史地名大系 「天王平・尾津平遺跡」の解説

天王平・尾津平遺跡
てんのうびら・おづびらいせき

[現在地名]多度町小山 天王平・尾津平

小山（おやま）集落の北に広がる標高二〇―四〇メートルの台地東端部の緩傾斜地に位置する。東方の沖積地との比高は、約一四メートルである。以前に土馬などが出土して知られていたが、昭和五五年（一九八〇）・同五六年に遺跡の北部および中央部で緊急発掘調査が行われた結果、奈良時代の竪穴住居五〇戸、平安時代と推定される掘立柱建物一五棟などが検出された。

コトバンクでは本文の一部を掲載しています。ジャパンナレッジをご利用いただくとすべての情報をご覧になれます。→ジャパンナレッジのご案内

出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典：浄瑠璃・新版歌祭文（お染久松）（1780）油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

AppStore

コトバンク for Android

GooglePlay