…その後義堂周信,絶海中津も和様に流れることきわめて少なかった。 室町時代に入っても惟肖得巌(いしようとくがん),天章澄彧(てんしようちよういく)などは漢風の作品を生まんと努めたし,和様が加わっても,骨格が漢文本来の文脈をくずさなかった作者に,瑞渓周鳳(ずいけいしゆうほう),横川景三(おうせんけいざん)があった。室町時代後半には五山僧の文学創作欲は衰え,代わって中国儒典の研究熱をたかめ,この方面の学者,たとえば桂庵玄樹(けいあんげんじゆ),文之玄昌(ぶんしげんしよう)(南浦)などが,かたわら詩文を製した。…
※「天章澄彧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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