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太安万侶墓誌

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

太安万侶墓誌

1979年1月、平城京から約7キロ離れた奈良市此瀬町の茶畑で偶然発見された。墓誌とは石や金属板に死者の名前や官職、没した日付などを刻んだもの。縦29・1センチ、横6・1センチ、厚さ約1ミリの銅板に、2行の縦書きで居住地の「左京四條四坊」、位階勲等の「従四位下勲五等」、没年など計41字が刻まれていた。

(2012-10-05 朝日新聞 朝刊 3社会)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

太安万侶墓誌
おおのやすまろぼし

『古事記』の撰者(せんじゃ)として著名な太安万侶(太安麻呂)の墓誌。1979年(昭和54)1月、奈良市此瀬(このせ)町の丘陵南斜面に営まれた火葬墓から出土。墓は方形の土壙(どこう)をうがち、火葬骨を納める木櫃(きびつ)を木炭槨(かく)で包む構造で、墓誌は木櫃の下から発見された。墓誌は短冊(たんざく)形(縦29.1センチメートル、横6.1センチメートル)の薄い銅板で、表面に2行41字の銘文を刻む。銘文により、安万侶が平城京左京四条四坊に居住したこと、養老(ようろう)7年(723)7月6日に没したことなどが知られる。[大脇 潔]

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