太安万侶(読み)オオノヤスマロ

精選版 日本国語大辞典 「太安万侶」の意味・読み・例文・類語

おお‐の‐やすまろおほ‥【太安万侶・太安麻呂】

  1. 奈良前期の学者。民部卿。和銅四年(七一一元明天皇の命により、稗田阿礼(ひえだのあれ)の誦習した帝紀本辞を再編して、「古事記」三巻を撰進。また、養老四年(七二〇舎人親王(とねりしんのう)もとで、「日本書紀」の撰進にも参加したともいわれる。昭和五四年(一九七九)に墓誌が発掘された。養老七年(七二三)没。

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旺文社日本史事典 三訂版 「太安万侶」の解説

太安万侶
おおのやすまろ

?〜723
奈良時代官人・文人。『古事記』の撰録者
名は「安麻呂」とも書く。稗田阿礼 (ひえだのあれ) が誦んだ『帝紀』『旧辞 (きゆうじ) 』を,711年元明天皇の勅命で筆録し,翌712年『古事記』を完成。舎人 (とねり) 親王総裁とする『日本書紀』の撰修にも活躍した。

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