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太安万侶/太安麻呂 オオノヤスマロ

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デジタル大辞泉の解説

おお‐の‐やすまろ〔おほ‐〕【太安万侶/太安麻呂】

[?~723]奈良前期の文人。民部卿。稗田阿礼(ひえだのあれ)が誦習した旧辞を筆録して、3巻からなる古事記を完成させた。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

太安万侶

古事記の編者。奈良時代の文官で、父は壬申の乱で功績のあった多品治(おおのほんち)とされる。1979年1月、奈良市此瀬町の茶畑で墓が見つかり、埋葬されていた墓誌から平城京左京四条四坊に住み、官位は従四位下勲五等、命日は7月6日とわかった。出土した遺骨は近くの寺に供養されたが、今年7月、かつて安万侶の墓との伝承があった多神社近くの塚に分骨を納める計画が進む。

(2012-04-28 朝日新聞 朝刊 奈良1 1地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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朝日日本歴史人物事典の解説

太安万侶

没年:養老7.7.6(723.8.11)
生年:生年不詳
奈良時代の官人。名は安麻呂とも書く。『古事記』の編纂者。『続日本紀』は養老7(723)年7月7日条に死去を記すが,昭和54(1979)年に奈良市田原町で出土した墓誌には「左京四条四坊従四位下勲五等太朝臣安万侶,癸亥の年七月六日を以て卒す。養老七年十二月十五日乙巳」とある。没日が1日ずれるのは暦の相違によるらしい。12月15日は埋葬月日。父は壬申の乱(672)に功績のあった多品治。『新撰姓氏録』などによれば,太(多)氏の祖は神武天皇の皇子神八井耳命という。大和国十市郡飫富郷(奈良県田原本町多)に太氏の本拠地があった。『古事記』の序文によれば,和銅4(711)年9月,元明天皇の命で『古事記』の編纂に着手し,天武朝に稗田阿礼が誦習した帝紀や旧辞を再整理し,翌年1月に書物として完成した。安万侶はエディター(編集者)であり,ライター(書き手)ではなかった。霊亀2(716)年に太氏の氏長に任命されている。一介の中級官人であったが,『古事記』を世に送り出したことで,不朽の名を残した。<参考文献>西郷信綱『古事記研究』

(西條勉)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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大辞林 第三版の解説

おおのやすまろ【太安万侶】

?~723) 奈良時代の文人。民部卿。元明天皇の勅により稗田阿礼ひえだのあれの誦習した帝紀・旧辞を筆録、古事記三巻を撰進。日本書紀の編纂にもあたったという。

おおのやすまろ【太安万侶】

出典|三省堂
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