日本歴史地名大系 「太櫓川」の解説 太櫓川ふとろがわ 北海道:檜山支庁北檜山町太櫓川渡島支庁八雲(やくも)町との境界にある太櫓山(一〇五三・四メートル)に源を発し、北檜山町のほぼ中央部を北西流して日本海に注ぐ二級河川。流路延長約三四・六キロ、流域面積一九九・七平方キロ。熊石(くまいし)町との境界にある遊楽部(ゆうらつぷ)岳(一二七五・五メートル)に発する金ヶ沢(かながざわ)川と丸(まる)山に発する三本股(さんぼんまた)川などを合せた二股(ふたまた)川が字若松(わかまつ)で合流する。「西蝦夷地場所地名等控」には「フトロ川在、鮭出ル」とみえ、遠山・村垣「西蝦夷日記」には「フトロ川 幅二十間程、船渡。此川口岩間の湾にて波少く、陸地も有之候に付上陸候。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by