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太陽発電衛星 たいようはつでんえいせいsolar power satellite

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

太陽発電衛星
たいようはつでんえいせい
solar power satellite

太陽の熱または光を受けて,発電を行なう人工衛星。構想段階であるが,電力を衛星から地上マイクロ波などで送ることができれば,地上から発電所を一掃できる。石炭,石油などの化石燃料はいずれは底をつき,原子力発電にもいくつかの問題点があるとなれば,宇宙に満ちている無量のエネルギーを利用する方策として,太陽エネルギーに目が向くのは当然のことである。アメリカで 1970年代に発案された SPS (太陽発電衛星) 計画は,費用がかかりすぎるため立ち消えになったが,日本では SPS2000という計画が,宇宙科学研究所を中心に練られた (1997年にワーキンググループは解散し,同年発足した太陽発電衛星研究会に活動は引き継がれている) 。宇宙からのマイクロ波による送電については,観測ロケットによる実験が試みられ,良好な結果を得た。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の太陽発電衛星の言及

【宇宙開発】より

…目先のことをいえば,利用価値の高い静止衛星軌道の使用権,領空の概念がどこまで適用されるかという資源衛星や軍事衛星の飛行権,電波の侵入を認めるかといった放送衛星の問題などがあげられよう。宇宙法
[宇宙開発の将来]
 宇宙利用としてはまだ小規模なものであるが,目ざされているものの一つに太陽発電衛星がある。これは,静止衛星軌道上の人工衛星で太陽熱を利用して100万~1000万kWの電力を発電し,それを地上へマイクロ波などによって送電しようというものである。…

※「太陽発電衛星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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