太陽X線(読み)たいようえっくすせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「太陽X線」の意味・わかりやすい解説

太陽X線
たいようえっくすせん

太陽コロナから放射される波長0.1~50ナノメートルの放射光。太陽X線のスペクトルには、連続スペクトルと輝線スペクトルがある。前者は、高速で運動している電子がイオンの近くを通過する際に、強い電気力で運動方向が急に曲げられるが、このとき放射されるものであり、後者は、イオンそれ自身がエネルギーの高い準位から低いエネルギー状態に移るときに、放射されるものである。太陽コロナやフレアから放射される強いX線は、科学衛星に搭載されたX線望遠鏡により観測され、コロナやフレアの研究に役だっている。

[日江井榮二郎]

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