太魯閣峡谷(読み)たろこきょうこく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「太魯閣峡谷」の意味・わかりやすい解説

太魯閣峡谷
たろこきょうこく / タイルコーシヤクー

台湾東部を流れる立霧渓(たっきりけい)が山地部からの出口付近に形成する大峡谷。結晶片麻(へんま)岩の高さ1000メートルに及ぶ断崖(だんがい)が曲折して続き、壮大な景観を呈す。東西横貫道路が峡谷に沿って走り、諸施設も整っており、台湾屈指の観光地となっている。

[劉 進 慶]

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世界の観光地名がわかる事典 「太魯閣峡谷」の解説

タロコきょうこく【太魯閣峡谷】

台湾島東部の花蓮(ホワレン)県、台中県、南投県にまたがる太魯閣国家公園の中にある渓谷。台湾を代表する自然景観が見られる。この渓谷は、大理石の山々が長い年月をかけて浸食されてできあがったもので、切り立った大理石のV字谷が続いている。曲がりくねった9つのトンネルが続く九曲洞がこの峡谷の最大の観光スポットになっている。花蓮市の市街の北30km、花蓮駅(東部幹線)からバスで約1時間、花蓮空港から車で約30分の距離にある。◇「太魯閣」は、この一帯に古くから住んでいる少数先住民の名前。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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