太鼓坊主(読み)たいこぼうず

精選版 日本国語大辞典 「太鼓坊主」の意味・読み・例文・類語

たいこ‐ぼうず‥バウズ【太鼓坊主】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸幕府職名一つ太鼓を打って時刻を知らせる役をつかさどった僧形(そうぎょう)の者。
  3. 太鼓持坊主。人に追従してその歓心を買う坊主。
    1. [初出の実例]「元より名利を厭はねば掏摸(すり)とも太鼓坊主とも、笑はば笑へ」(出典浄瑠璃・富仁親王嵯峨錦(1721頃)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android