歓心(読み)カンシン

精選版 日本国語大辞典 「歓心」の意味・読み・例文・類語

かん‐しんクヮン‥【歓心・驩心】

  1. 〘 名詞 〙 人の心をよろこばせること。また、うれしいと思うこと。よろこぶ心。甘心。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「アラケナキ クゲン ヲ コラエ タマウ ノミナラズ、カエッテ quanxin(クヮンシン) ヲモッテ イサミ タマウコト マコトニ キドク ナラズ ヤ」(出典サントスの御作業の内抜書(1591)二)
    2. [その他の文献]〔史記‐楚世家〕

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普及版 字通 「歓心」の読み・字形・画数・意味

【歓心】かん(くわん)しん

よろこび。満足。〔後漢書、文苑上、夏恭伝〕再び太山の尉にり、百姓を和集し、甚だ其の心を得たり。

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