失読(読み)しつどく(その他表記)alexia; aphasia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「失読」の意味・わかりやすい解説

失読
しつどく
alexia; aphasia

視力意識障害,あるいは知能低下がないにもかかわらず,書字言語 (文字単語,文) の理解が困難あるいは不可能な症状をいう。後天的な脳損傷による局所症状として,失語 (→失語症 ) や失認に付随して現れる。失語を伴わない場合を純粋失読などと呼ぶこともある。個々の文字が読めない場合を字性失読,単語が読めない場合を語性失読と呼ぶ。

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世界大百科事典(旧版)内の失読の言及

【失読症】より

…視力の障害はない。失読の検査は,単語を書いた文字を見せ,それに対応する物品を選ばせる,などによって行われる。失読はほとんどつねに音読障害を伴い,障害の程度も同等なことが多いが,一方が他方より良好な場合もある。…

※「失読」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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