奈佐郷(読み)なさごう

日本歴史地名大系 「奈佐郷」の解説

奈佐郷
なさごう

和名抄」所載の郷。同書高山寺本は「奈沼」とするが誤記とみられる。諸本ともに訓を欠くがナサであろう。円山まるやま川の支流奈佐川流域の、現豊岡市栃江とちえ宮井みやいから上流の福成寺ふくじようじつじ目坂めさか辺りまでを含む。平城宮跡出土木簡に「但馬国城埼郡那佐郷官ママ□龍 神護景雲三年□月(二方カ)豊嶋六(斗カ)」があり、官符によりこの年雲龍の六斤を京進した付札とみられるが、雲龍が海辺に産する雲丹とすると、海から離れた所に所在する奈佐郷の貢納品にふさわしくなく、山間部にある出石いずし小坂おさか郷の海藻貢進とともに賦課形態の問題として注目される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

乞巧奠〈公事十二ケ月絵巻〉〘 名詞 〙 陰暦七月七日の行事。乞巧は技工、芸能の上達を願う祭。もと中国の行事であるが、日本でも奈良時代以来、宮中の節会(せちえ)としてとり入れられ、在来の棚機津女(たなば...

乞巧奠の用語解説を読む