事典 日本の地域ブランド・名産品 「奈良筆」の解説
奈良筆[文房具]
ならふで
奈良市・大和郡山市で製作されている。奈良の筆づくりの歴史は、今から1200年ほど前に弘法大師・空海が唐から巻筆の製法を持ち帰り、奈良に伝えたことに始まるという。江戸時代の元禄期に、今日のような無芯筆がつくられるようになった。明治時代になると学校教育の場で筆がつかわれるようになり、全国で使用された。1977(昭和52)年10月、通商産業大臣(現・経済産業大臣)によって国の伝統的工芸品に指定。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報