奉事(読み)ぶじ

精選版 日本国語大辞典 「奉事」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐じ【奉事】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ぶし」とも ) 仏語仏菩薩目上の者などに仕えること。
    1. [初出の実例]「身心を牀座にして、無量劫にも奉事するなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)礼拝得髄)
    2. [その他の文献]〔観無量寿経〕

ほう‐じ【奉事】

  1. 〘 名詞 〙 長上につかえること。奉仕
    1. [初出の実例]「親の老が何ともなうて、朝夕奉事することならず」(出典:仁説問答師説(1688‐1710)宝永七年講)
    2. [その他の文献]〔戦国策‐秦策・昭襄王上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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