精選版 日本国語大辞典 「奔騰」の意味・読み・例文・類語 ほん‐とう【奔騰】 〘 名詞 〙① 非常な勢いで高くあがること。勢いよくかけのぼること。[初出の実例]「蕭━とうそすごう鳴たが、忽奔騰してはしりあがった様に大になるぞ」(出典:古文真宝彦龍抄(1490頃))[その他の文献]〔後漢書‐和帝紀〕② 物価や相場が急に高くなること。急に騰貴すること。[初出の実例]「金塊の奔騰するに従って」(出典:上海(1928‐31)〈横光利一〉三三)③ 感情などがわきあがること。ふき出すこと。高まること。[初出の実例]「彼れの祈りは感情の迸出也。熱情の奔騰(ホンタウ)也」(出典:禅思録(1904)〈綱島梁川〉)④ 活発で勢いづくこと。躍動すること。[初出の実例]「文辞の奔騰(ホントウ)して且壮快なるは英国文学の第一とす」(出典:詩文の感応力(1889)〈内田魯庵〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例