


(しゆう)。夭は人の走る形で、
は三止(趾(あし))。足早に奔る意を示すために、三止を加えた。〔説文〕十下に「走るなり」と訓し、「
(ほん)の省聲なり。走と同
。
に夭に從ふ」とするが、
の従うところは
飾(ひしょく)の形で、
の従うところとその意象が異なる。金文に、祭事に従うことを「夙夜(しゆくや)
走せよ」というのが例であり、奔走とはその際の足早な歩きかたをいう。女子には敏捷といい、
(敏)・捷はいずれも髪飾りをした夫人が、祭事にいそしむ姿である。わが国では、祭事のときの歩きかたを「わしる」という。
走という。
(ふん)と
じ、たおれる。
オモムク・トシ・サル・ハシル 〔字鏡集〕
サル・ニグ・オモムク・ワシル・ハシル・トシ
pu
nは
biu
nと声近く、〔説文〕に
は
(ほん)の声をとるとするが、字形において関係はない。
の従うところは
(ひ)で、もと
飾の形である。〔詩、
風、鶉之奔奔(じゅんしほんほん)〕の「鶉の
たる」を〔礼記、表記〕に引いて「
」に作り、〔
注〕に「爭
、惡しき貌なり」とする。声近くして通用したものであろう。
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奔・狂奔・競奔・驚奔・出奔・駿奔・宵奔・勢奔・追奔・電奔・東奔・逃奔・忙奔・来奔・雷奔出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...