奥勤め(読み)オクヅトメ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「奥勤め」の意味・わかりやすい解説

奥勤め
おくづとめ

武家邸宅は「表」と、家族が居住する「奥」に分かれていたが、そこに奉公し、奥方にじかに仕えるのを奥勤めといった。江戸城大奥で奥勤めというと、御台所(みだいどころ)にお目通りできるお目見(めみえ)以上で、職制上御次(おつぎ)以上の者をさし、炊事風呂(ふろ)たきなどの下働きは含まれない。以上は徳川時代のことばとしてだが、また商家などで店に勤める表勤めに対し、奥で奉公する使用人をさす。

稲垣史生

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...

全仏オープンの用語解説を読む