奥右筆(読み)オクユウヒツ

デジタル大辞泉 「奥右筆」の意味・読み・例文・類語

おく‐ゆうひつ〔‐イウヒツ〕【奥右筆】

江戸幕府職名若年寄の下で機密文書作成記録などにあたった役。奥方御右筆。→表右筆

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精選版 日本国語大辞典 「奥右筆」の意味・読み・例文・類語

おく‐ゆうひつ‥イウヒツ【奥右筆】

  1. 〘 名詞 〙 江戸幕府の職名。組頭の下で、機密文書を作成、記録する役。奥方御右筆。

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世界大百科事典(旧版)内の奥右筆の言及

【右筆】より

…草創期が過ぎて幕政が先例によって運営されるようになると,文書・記録のことにあずかる右筆は,先例を調査し老中に報告することを職務の一つとするようになった。 1681年(天和1)幕府の右筆は奥右筆と表右筆とに分化し,奥右筆が新たな職務を担当し,表右筆は従来の物書きとしての職務を担当することになった。表右筆は,将軍の御内書(ごないしよ),老中奉書などを執筆するほかに,幕府の日記(江戸幕府日記)をつけ,また分限帳(ぶげんちよう)など大名・旗本などの名簿を管理した。…

※「奥右筆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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