奥村勝蔵(読み)オクムラ カツゾウ

20世紀日本人名事典 「奥村勝蔵」の解説

奥村 勝蔵
オクムラ カツゾウ

昭和期の外交官 外務事務次官。



生年
明治36(1903)年8月7日

没年
昭和50(1975)年9月26日

出生地
岡山市

学歴〔年〕
東京帝国大学法科卒

経歴
大正15年外務省に入省日米開戦の昭和16年ワシントン在勤1等書記官。戦後情報部長の時第1回、第4回の昭和天皇マッカーサー会談通訳を務めたが、22年5月会談内容の漏洩責任を問われ懲戒免官となった。27年吉田茂内閣の外務次官となり、岡崎勝男外相のもとで日韓会談再開尽力。スイス大使のあと36年退官。大阪万国博の開催準備期間に日本代表を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

関連語 学歴

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「奥村勝蔵」の解説

奥村勝蔵 おくむら-かつぞう

1903-1975 昭和時代の外交官。
明治36年8月7日生まれ。大正15年外務省にはいり,昭和16年書記官としてワシントンに赴任。戦後,昭和天皇とマッカーサーの会談の通訳をつとめる。27年外務次官となり,日韓会談の再開につくした。32年スイス大使。退官後,大阪万国博覧会日本政府代表をつとめた。昭和50年9月26日死去。72歳。岡山県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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