奥田 正香(読み)オクダ マサカ

20世紀日本人名事典 「奥田 正香」の解説

奥田 正香
オクダ マサカ

明治・大正期の実業家 名古屋商業会議所会頭。



生年
弘化4年3月1日(1847年)

没年
大正10(1921)年1月31日

出生地
尾張国名古屋(愛知県名古屋市)

経歴
旧尾張藩士。藩校明倫堂で学ぶ。明治の初め上京、芝増上寺の僧となる。のち志を変え愛知県庁に入るが、これも辞して実業を志し、名古屋で味噌・醬油の販売を始めた。20年尾張紡績会社、名古屋電灯を創立。26年名古屋商業会議所会頭に推され、名古屋株式取引所を創立して理事長となった。さらに日本車輛、明治銀行、名古屋瓦斯、名古屋電力などの社長を兼任、東邦瓦斯、豊橋瓦斯、一宮瓦斯などの要職も務めた。大正2年再び僧となる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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