奥田亀造(読み)オクダ カメゾウ

20世紀日本人名事典 「奥田亀造」の解説

奥田 亀造
オクダ カメゾウ

明治〜昭和期の漁業家 衆院議員(政友会)。



生年
明治5年3月8日(1872年)

没年
昭和19(1944)年3月24日

出生地
鳥取県大谷村(岩美町)

学歴〔年〕
鳥取中

主な受賞名〔年〕
勲四等

経歴
網元の家に生まれる。鳥取中学校を卒業して、のち皇学・漢学を修めた。明治37年以降、水産業に従事し、38年汽船トロール漁業を試み、のち小型底引き網漁を考案する。また朝鮮半島沿岸の漁場開拓太平洋でマグロ漁業に従事して、角輪組を設立し社長に就任、帝国水産会特別議員を務める。大正6年衆院議員(政友会)に当選1回。14年〜昭和7年貴院議員(多額納税者)。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「奥田亀造」の解説

奥田亀造 おくだ-かめぞう

1872-1944 明治-昭和時代前期の漁業家。
明治5年3月8日生まれ。生家は鳥取県大谷村(岩美町)の網元。明治38年汽船トロール漁業をこころみ,のち小型底引き網漁を考案。また朝鮮半島沿岸の漁場を開拓して角輪(かくわ)組を設立した。大正6年衆議院議員(政友会)。14年貴族院議員。昭和19年3月24日死去。73歳。鳥取中学卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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