奥田廃寺(読み)おくだはいじ

日本歴史地名大系 「奥田廃寺」の解説

奥田廃寺
おくだはいじ

[現在地名]美浜町奥田 森腰

上野間かみのまから野間南北約五キロにわたって細長い沖積低地があって、ここに沿岸流の運んだ砂が堆積し陸化した数条の砂堆がある。その中央を山王さんのう川が流れ、この川が沖積低地へ顔を出す入口部の丘陵と砂堆の接した標高五メートルほどの丘陵裾に奈良時代の古瓦を出土した当寺院跡がある。南二〇〇メートルには平安時代の瓦を焼成した奥田瓦窯がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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