奥貫一男(読み)オクヌキ カズオ

20世紀日本人名事典 「奥貫一男」の解説

奥貫 一男
オクヌキ カズオ

昭和・平成期の生化学者 大阪大学名誉教授



生年
明治40(1907)年1月25日

没年
平成11(1999)年5月29日

出生地
埼玉県

学歴〔年〕
東京帝国大学理学部〔昭和4年〕卒

主な受賞名〔年〕
日本学術協会賞〔昭和17年〕,朝日賞〔昭和35年〕,東レ科学技術賞〔昭和42年〕,日本学士院賞(第58回)〔昭和43年〕「チトクローム系の研究」,勲三等旭日中綬章〔昭和52年〕

経歴
徳川生物学研究所、岩田植物生理化学研究所、長尾研究所各研究員を経て、昭和24年大阪大学教授、45年退官、名誉教授。細胞呼吸メカニズムに関する基礎研究で知られ、各種チトクロム成分の抽出精製に世界で初めて成功した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「奥貫一男」の解説

奥貫一男 おくぬき-かずお

1907-1999 昭和-平成時代の生化学者。
明治40年1月25日生まれ。徳川生物学研究所などの研究員をへて,昭和24年阪大教授となる。ミトコンドリア電子伝達系生体酸化還元反応などの研究で知られる。チトクローム系の研究で,43年学士院賞。平成11年5月29日死去。92歳。埼玉県出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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