女今川(読み)オンナイマガワ

デジタル大辞泉 「女今川」の意味・読み・例文・類語

おんないまがわ〔をんないまがは〕【女今川】

江戸前期の往来物。1巻。沢田きち著。貞享4年(1687)刊。絵入り仮名書きで、今川貞世了俊りょうしゅん)の「今川状」をまねたもの。教訓書としてだけでなく、女性の習字手本としても使用された。今川。

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精選版 日本国語大辞典 「女今川」の意味・読み・例文・類語

おんないまがわをんないまがは【女今川】

  1. 絵入り、仮名書きの往来物。一巻。沢田きち著。元祿一三年(一七〇〇刊本が古く、その後各種の版がある。今川了俊の「今川帖」に擬して書かれたもので、江戸時代中期以後、女性の習字手本、教訓・教養書として広く普及した。いまがわ。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「女今川」の解説

女今川
(通称)
おんないまがわ

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
女今川制詞条条 など
初演
正徳2.11(大坂・篠塚座)

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