デジタル大辞泉 「今川状」の意味・読み・例文・類語 いまがわじょう〔いまがはジヤウ〕【今川状】 今川了俊いまがわりょうしゅんが弟の仲秋に与えた家訓。23か条の道徳訓で、江戸時代、子供の手習い本、修身書とされた。今川壁書。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「今川状」の意味・読み・例文・類語 いまがわじょういまがはジャウ【今川状】 今川了俊が応永一九年(一四一二)二月、弟の仲秋に与えたという教訓書。江戸時代、子弟の教科書として用いられた。「今川壁書」「今川手習状」などさまざまな呼び方が行なわれ、また「百姓今川准状」「庄屋今川」「女今川」などの類書が作られた。一方、もじり戯文を生んだり、文芸作品の趣向源となって、川柳などに多く詠み込まれたりした。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「今川状」の意味・わかりやすい解説 今川状いまがわじょう 室町時代の初期,今川了俊 (貞世) が弟仲秋のために記した家訓。政治,生活,教養など武士の心得を 23ヵ条にまとめたもので,中世の家訓のなかでも代表的なものである。近世になって,『今川状』『大橋流今川状』『今川童蒙解』という名で流布し,寺子屋の教科書などに多く用いられた。また『寺子今川状』『百姓今川淮状』などのように「今川」の名を借用した派生的な教科書も出回り,他方では『女今川』のように女子教訓書として流行したものまであった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「今川状」の解説 今川状(通称)いまがわじょう 歌舞伎・浄瑠璃の外題。元の外題子宝今川状 など初演享保5.11(江戸・市村座) 出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報 Sponserd by