最新 地学事典 「女峰-赤薙火山」の解説
にょほうあかなぎかざん
女峰-赤薙火山
Nyoho- Akanagi volcano
日光火山群東部の開析の進んだ成層火山。女峰赤薙成層火山とも。女峰山(標高2483m)および赤薙山(2010m)は東西に連なる尾根上のピークで,山体としては単一と考えられる。ジュラ紀付加体と新第三系鬼怒川流紋岩類を基盤とする。テフラ層の存在から,約30万年前には活動を開始し,約10万年前の日光満美穴テフラの噴出までの間,山麓に厚い降下テフラを堆積させるような噴火を複数回発生。約24~20万年前には山体崩壊をおこし南東麓に行川岩屑なだれ堆積物が堆積した。岩石は複輝石安山岩がおもで,かんらん石複輝石玄武岩,普通角閃石複輝石デイサイトも産し,ソレアイト系列とカルクアルカリ系列が共存。
執筆者:佐々木 実・及川 輝樹
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

