女満別空港(読み)メマンベツクウコウ

日本歴史地名大系 「女満別空港」の解説

女満別空港
めまんべつくうこう

女満別町市街の南西約二キロ、字中央ちゆうおうの平坦な台地に位置する第三種空港。敷地一六七ヘクタール、南北方向の滑走路は長さ二五〇〇メートル・幅四五メートル。昭和一〇年(一九三五)現空港の北、網走湖寄りにあった公認の競馬場(女満別競馬場)だった土地を農林省中央気象台の気象観測用飛行場として使用し、オホーツク海の流氷観測などを行ったのが始まり。その後海軍霞ヶ浦航空隊が演習のため網走湖で着水訓練を行い、同時に陸上も演習に使用することになり、競馬場跡地が利用された。昭和一七年には海軍美幌びほろ航空隊第二飛行場として拡張され、地下防空壕も掘削されて、飛行兵の訓練基地として同二〇年八月の第二次世界大戦終戦まで使用された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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