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網走湖 あばしりこ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

網走湖
あばしりこ

北海道北東部,網走市大空町にまたがる湖。面積 32.3km2。周囲長 42km。最大水深 16.1m。南岸に網走川,東岸に女満別川(めまんべつがわ)が流入し,オホーツク海へは約 5kmの網走川を経て流出。海跡湖富栄養湖ワカサギ,コイ,シラウオの養殖,サケ,マスの孵化場がある。淡水湖に近いが冬季は北風によって海水が逆流する。湖の北東部に洪積台地の呼人半島(よびとはんとう)が突出する。半島周辺の低湿地にある湿生植物群落は国の天然記念物に指定。湖岸には温泉,スキー場もあり網走国定公園の一部に含まれる。

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デジタル大辞泉の解説

あばしり‐こ【網走湖】

北海道北東部にある海跡湖(かいせきこ)。周囲39キロメートル、面積32.3平方キロメートル。網走川が南から流れ込み、北から流出している。湖水の上部は淡水層、下部は塩水層となっている。南岸の湖畔にミズバショウの大群生地があり、天然記念物に指定されている。

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百科事典マイペディアの解説

網走湖【あばしりこ】

北海道網走市街西方にある汽水湖湖面標高0m,面積32.28km2,最深16.1m。沖積世前半まで海湾であったが砂州の発達や河川堆積物のためほぼ淡水化。網走川により排水,ワカサギ,カレイなどが生息。
→関連項目女満別[町]

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世界大百科事典 第2版の解説

あばしりこ【網走湖】

北海道東部,網走市と女満別(めまんべつ)町にまたがる湖。南北11km,東西4km,面積34km2,最大深度16m。富栄養湖で,とくに底部の水は塩分を含む。湖面は標高0m,能取湖との間に砂嘴(さし)が発達し地盤上昇による陸化で隔てられるまでは北側でオホーツク海に連なる入江であったと考えられている。網走川が南岸に流入して三角州をつくり,北岸から流出する。東岸中央部に呼人(よびと)半島が突出し,付近は景勝地で,湖岸の高台には温泉もあり,ホテル,キャンプ場などの施設が集中する。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔北海道〕網走湖(あばしりこ)


北海道北東部、網走市と網走郡大空(おおぞら)町の境にある海跡湖(かいせきこ)。面積32.3km2。網走川下流部を経てオホーツク海へつながる汽水湖。エビ・ワカサギなどを産し、フナ・ワカサギを養殖。東岸にサケ・マスのふ化場がある。南東岸の女満別(めまんべつ)湿生植物群落はミズバショウの群生で知られる。湖岸に網走湖畔温泉・女満別温泉がわく。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

網走湖
あばしりこ

北海道北東部、網走市と大空(おおぞら)町とにまたがる湖。南北11キロメートル、東西4キロメートル、湖岸線延長39キロメートル、面積32.2平方キロメートル、湖面標高0.0メートル、最深16.1メートル。表面は淡水であるが、湖底部には塩水があり、付近が陸化する以前は入り江であったと推測される。網走川が南岸に流入して三角州をつくり、北から流出している。ワカサギ、フナ、コイなどの放流による内水面漁業、その加工業も行われる。南東岸にある大空町女満別(めまんべつ)地区の湿生植物群落はヤチダモ、ヤチハンノキなどの落葉広葉樹の自然林で、林床にミズバショウの群落が2キロメートルにわたって続き、国の天然記念物に指定されている。[岡本次郎]

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