出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
北海道東部,網走市と大空町にまたがる湖。南北11km,東西4km,面積34km2,最大深度16m。富栄養湖で,とくに底部の水は塩分を含む。湖面は標高0m,能取湖との間に砂嘴(さし)が発達し地盤上昇による陸化で隔てられるまでは北側でオホーツク海に連なる入江であったと考えられている。網走川が南岸に流入して三角州をつくり,北岸から流出する。東岸中央部に呼人(よびと)半島が突出し,付近は景勝地で,湖岸の高台には温泉もあり,ホテル,キャンプ場などの施設が集中する。南東岸の女満別湿生植物群落は天然記念物に指定されている。これはヤチダモ,ヤチハンノキを主とする落葉広葉樹の自然林で,林床にミズバショウの大群落が2kmにわたって続き5月の開花期は壮観である。ワカサギ,フナ,コイなどの内水面漁業が行われ,冬季は結氷し,氷上釣りが楽しめる。
執筆者:岡本 次郎
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北海道北東部、網走市と大空町(おおぞらちょう)とにまたがる湖。南北11キロメートル、東西4キロメートル、湖岸線延長39キロメートル、面積32.2平方キロメートル、湖面標高0.0メートル、最深16.1メートル。表面は淡水であるが、湖底部には塩水があり、付近が陸化する以前は入り江であったと推測される。網走川が南岸に流入して三角州をつくり、北から流出している。ワカサギ、フナ、コイなどの放流による内水面漁業、その加工業も行われる。南東岸にある大空町女満別(めまんべつ)地区の湿生植物群落はヤチダモ、ヤチハンノキなどの落葉広葉樹の自然林で、林床にミズバショウの群落が2キロメートルにわたって続き、国の天然記念物に指定されている。
[岡本次郎]
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各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
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