奸黠(読み)カンカツ

デジタル大辞泉 「奸黠」の意味・読み・例文・類語

かん‐かつ【××黠/××黠】

[名・形動]悪賢いこと。また、そのさま。狡猾こうかつ
吾人は―の悪人の、今一層―なるを厭わず」〈蘇峰・近来流行の政治小説を評す〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「奸黠」の意味・読み・例文・類語

かん‐かつ【奸黠・姦黠】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) わるがしこいこと。ずるがしこいこと。また、そのさまや、そのような人。狡猾(こうかつ)
    1. [初出の実例]「人智を長じ姦黠を進め大乱を醸して」(出典:明六雑誌‐一三号(1874)民選議院を立るには先政体を定むべきの疑問〈阪谷素〉)
    2. [その他の文献]〔漢書‐尹翁帰伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android