好心(読み)すきごころ

精選版 日本国語大辞典 「好心」の意味・読み・例文・類語

すき‐ごころ【好心】

〘名〙 いろごのみの心。好色な心。恋の情趣を好む心。
源氏(1001‐14頃)帚木「あながちなるすき心は、更にならはぬを」
無名草子(1198‐1202頃)伊勢物語大和物語「伊勢物語など申すは、ただ業平がすきごころの程見せん料にしたるものにこそ侍れ」

このみ‐ごころ【好心】

〘名〙 好色な心。すきごころ。
※源氏(1001‐14頃)紅葉賀「つきせぬこのみ心も見まほしうなりにければ、かたらひつきにけり」

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普及版 字通 「好心」の読み・字形・画数・意味

【好心】こうしん

好意

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