妄境(読み)もうきょう

精選版 日本国語大辞典 「妄境」の意味・読み・例文・類語

もう‐きょうマウキャウ【妄境】

  1. 〘 名詞 〙 仏語妄心から生ずる虚妄不実の世界欲望思念などを起こす俗世間事物
    1. [初出の実例]「生死の長夜の暁けざる事、心外に法をみて妄境(マウキャウ)の為めに縛るる故也」(出典:米沢本沙石集(1283)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android