妖氛(読み)ようふん

精選版 日本国語大辞典 「妖氛」の意味・読み・例文・類語

よう‐ふんエウ‥【妖氛】

  1. 〘 名詞 〙 わざわいをおよぼす気。悪気妖気
    1. [初出の実例]「仙算千年祈不尽。妖氛万里払無来」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)二・六月祓〈藤原茂明〉)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝注‐昭公一五年〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「妖氛」の読み・字形・画数・意味

【妖氛】よう(えう)ふん

妖邪の気。魏・文帝〔剣を送る書〕僕に劍一枚り。珠もて首に標し、玉もて(は)をる。用(もつ)て左右に給し、以て妖氛を除(はら)はしむ。

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