妙土窯跡(読み)みようどようせき

日本歴史地名大系 「妙土窯跡」の解説

妙土窯跡
みようどようせき

[現在地名]笠原町 向島区 厩ヶ洞

笠原川が流れる盆地の北部から南西へと派生した丘陵の南西斜面に位置する一六世紀前半代の大窯。昭和四九年(一九七四)の発掘調査で、全長七・八メートル、最大幅三・四メートル、燃焼室と焼成室の境に一四本の小分焔柱をもち、焼成室に四本の支柱をもつ半地下式の大窯であることが確認された。焼成室の右側に出入口があり、約五メートルおいて三×六・五メートルで排水溝と柱穴を伴う平坦面がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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