妙専寺
みようせんじ
江戸時代には京口門東側中堀と延岡城本丸南側から東流する中堀との交点の北東角、南町の南西端に位置し、城下警備上重要視されていた。称揚山と号し、浄土真宗本願寺派。本尊阿弥陀如来。高橋元種の県(延岡)入封に同行した僧祐真が天正年中(一五七三―九二)に建立。寺号は元種の母妙専尼の菩提寺となったことによる。慶長一五年(一六一〇)九月三日、本願寺准如から木仏本尊を与えられ、同一六年四月八日妙専の寺号を許されたという(元禄四年「妙専寺由緒書」妙専寺文書)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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